夜明け前の

もはや徹夜でゲームをしなくなったな、っと。

PCSX2 Nightly ver1.7 基本設定


プレステ2エミュの「PCSX2」は現在、
安定板のv1.6.0(32bit)と、Nightly版のv1.7.xxxx(64bit)
の2つが公開されている。


このNightlyバージョンを使ってみました。
今回試したのはv.1.7.4520

メニュー
Game List
Graphics
Memory Cards
コントローラー設定 など




先に軽く感想を書いておくと、現状(2023/05)では設定言語が英語のみだが、
ゲームの互換性が安定板より高くていい感じ。

英語のみだがv1.6.0を使ってた人なら設定は似たようなものだし
ほとんどの箇所はデフォルトのままでも大丈夫と思うので問題なしと思う。



ダウンロードは公式ページ "https://pcsx2.net/"

の右側Latest Nightlyから。
pcsx2nig-2.png

インストーラー版はなく、展開したら使えるポータブルタイプのみ。




ダウンロードしたファイルは.7zで圧縮されているので、7-zipなどで展開。



pcsx2-qt.exeをダブルクリックで起動。

最初にアップデートがあるかもしれないのでダウンロードを選んでアップデート。


追記:初回起動のアップデートは問題ないけど、やってるゲームがある途中の
アップデートは少し考えたほうがいいです。

というのも、アップデートすると、ステートセーブがロードできなくなってしまうことがあるため。


ゲーム内での仮想メモリーカードへのセーブ(つまり普通のPS2のセーブ)は問題ないので、
アップデート直前にゲーム内でセーブしていればそれほど影響はないけど、
そうでないならアップデートはやめておいた方がいいです。

ゲーム内でセーブしてからアップデートを。

アップデートしてしまってステートセーブがロードできないなら、
以前のバージョンをダウンロードして読み込めば行けるけど、面倒ですね。





起動したら基本設定

メイン画面のメニューバーSystem-->Settings
をクリック。


Game List

Search Directories右の+フォルダマークをクリック

pcsx2nig-4.png


PS2ゲームのイメージファイル(ISOやBINなど)があるフォルダを選択。
これでメイン画面にゲームがリストアップされる。

なお、ゲームの違法ダウンロードは絶対ダメです。
購入したのを自分でイメージバックアップしましょう。




BIOS
PCSX2でゲームをするにはBIOSファイルが必要なので、
メモカブートで実機から吸い出す
検索するかどうかしてBIOSを用意しておく。


「Browse...」をクリックしてBIOSファイルを選択。

pcsx2nig-5.png

初期設定ではPCSX2 Nightlyを展開した中のbiosフォルダが表示されていると思うので、そこに入れておけばわかりやすい。




Emulation
pcsx2nig-6.png

ゲームスピードとか、EEサイクルレートとか

基本的には何も変更しなくて大丈夫。



Graphics

Displayタブ
pcsx2nig-7png.png

Aspect Ratio:
初期設定はAutoになっているが、「ドラクエ8」や「ワンダと巨像」などのワイド画面対応ゲームの場合は
Widescreen(16:9)へ変更。



Renderingタブ
pcsx2nig-13.png

Internal Resolutionで解像度をアップスケーリング

スペックが許す限り高い数字を選んだほうが綺麗。
最近のゲーミングPCなら8x Nativeでも余裕。

やっぱPCSX2使うならアップスケーリングしないとね。

「ワンダと巨像」とか、HDリマスター版のあるゲームはPS3実機より高画質になる。
Wanda to Kyozou_SCPS-


一部ゲームで線が出るなどの表示に不具合が出ることがあるので、
気になる場合はデフォルト解像度(PS2 Native)にするとよい。
pcsx2nig-16.png



Audio
pcsx2nig-8.png

Expansionでステレオか、5.1chか7.1chか自分のサウンドシステムに合わせて選ぶ。



Memory Cards
作らないとゲーム内でセーブができなく(ステートセーブはできる)、そもそも遊べないゲームもあるので必ず作っておく


Createをクリックして仮想メモリーカードを作成。
pcsx2nig-17png.png


サードパーティ製64MBも作れるが、純正と同じサイズの8MBが一番互換性が高い。
pcsx2nig-9.png


Memory Card Nameに適当な名前を入れて、OKで作成。

初期設定ではPCSX2 Nightlyを展開した中のmemcardsフォルダに作られる。


リストからメモリーカードをドラッグして上のPort 1かPort 2へ持っていけば
メモリーカードを差し込んだことになる。
pcsx2nig-14.png

ここで作成した仮想メモリーカードはフォーマットされていないので、のちほど
Start BIOSからフォーマットを行う。

ちなみにv1.6.0で作成した仮想メモリーカードもコピーして使えます。



コントローラー設定
メニューバーのSettings-->Controllersをクリック

普通のPCコントローラー(XInput)の場合

Global SettingsでEnable SDL Input Sourceにチェックが入っているのを確認。
pcsx2nig-18png.png


Contoroller Port 1 Dualshock 2
pcsx2nig-10.png

の右側にあるAutomatic Mapping-->SDL-0(XInput Controller)をクリックで自動設定。
一つ一つキーをクリックしなくてもいいので簡単。




Global Settingsでチェックを入れればPS4コントローラー(DualShock 4)をBluetooth接続した場合の設定もできるよう。




これで基本設定は完了。



メモリーカードのフォーマット

System-->Start BIOSをクリックでPS2の設定画面が起動する。

起動しない場合、Settings-->BIOSで指定したBIOSを別のに変更。

ブラウザからメモリーカードをフォーマット。
pcsx2nig-15.png


ゲーム起動
リストのゲームタイトルをダブルクリック、
もしくはタイトルを右クリックFast BootやFull Bootから起動。

また、なんか知らんがリストに入らなかったり、所持ゲームが少数の場合など
System-->Start Fileでイメージファイルを選択しても起動できる。






カバーアート

pcsx2nig-3-2.png


別にゲームするだけならカバーアートは不要なのだが、表示できるようにすると
SteamやEpic Gamesみたいで見た目が良く見つけやすい。


Tools-->Cover Downloaderからではダウンロードではなく
提供してもらうためのアップロード用みたい?
pcsx2nig-12.png

訳すと
PCSX2は、現在カバーが設定されていないゲームのカバーを自動的にダウンロードすることができます。私たちはカバー画像をホストしていませんので、ユーザーは画像のソースを提供する必要があります。
下のボックスに、カバーをダウンロードするためのURLを指定します(1行に1つのテンプレートURLを指定します)。




なので自分で画像を用意して当ててみた。

カバーアートは前に「Open PS2 Loader」用に手に入れたものを流用。

(しかし↑はPS2実機改造ネタで使ったものなので、普通は一枚一枚用意しなければならず面倒ですね。)


メイン画面の左上、この□が4つ並んだマークをクリックするとカバーアート表示モード。
pcsx2nig-11.png


ゲームを右クリックし、Set Cover image...をクリック。

表紙画像を選ぶとカバーアートが表示される。

画像サイズがどのくらいまで対応しているのかはわからないが、
私が適用したのは横140、縦200ピクセルのもの。

なお適用した画像はPCSX2 Nightlyを展開した中のcoversフォルダに自動でコピーされる。





よく使うホットキー
F1: ステートセーブ
F2: ステートセーブスロット変更
F3: ステートロード

ステートセーブファイルはPCSX2 Nightlyを展開した中のsstatesフォルダに作成される。
なお、ゲームそれぞれで別のセーブファイルに保存されます。


F8: スクリーンショット
PCSX2展開フォルダのsnapsフォルダに保存される。

画像形式、サイズはSettings-->GraphicsのScreenshot Sizeで変更できる。


F9: ソフトウェアレンダリングとハードウェアレンダリングの切り替え
画面表示がおかしい場合、ソフトウェアレンダリングにするとちゃんと映るかもしれない。

PCSX2 Nightlyだと互換性が高くなっていてあんまりないがそれでもたまにある。

でもそういうゲームの場合は、v1.6.0のほうが検索して対策を見つけやすいと思うので、
バージョン1.6.0で遊んだほうがよさげ。


Alt + Enter: フルスクリーンとウィンドウモード切り替え
もしくは画面をダブルクリックでも


Esc: メニュー
各種設定やステートセーブ&ロード、ゲーム終了など。

その他はSettings--->Hotkeysで確認と設定ができます。



終わりに
ver.1.6.0ではいろいろ設定をしなければハードウェアレンダリングでまともに遊べなかった
Baldur's Gate: Dark Alliance」がNightly-ver 1.7.4520ではほとんどいじらずとも普通に遊べたのが驚き。


他にも「サイレントヒル3」など、オープニングムービーが映らないゲームも映ってたし、
互換性が増しているのがわかる。
(そういう場面では自動的に解像度Nativeにしたりしているのかな?知らんけど)


また8x Nativeとかにアップスケーリングした画質もver.1.6.0と比べた場合よくなっている。
(v1.6.0も設定次第で同じになるのかは知らん)


ただ「キングスフィールド4」や「サイレン2」など、解像度を上げると線が入るのは変わらず。


それに「ICO」は多分、光のレンダリングがうまくいっていないみたいで
こういうゲームはv1.6.0のほうが解決策を見つけやすいと思う。



基本的なセッティングでたいていのゲームは動きそうなので、こっちをメインでいいと思うんですが
やっぱ英語が苦手な日本人としては日本語で設定したいところ。

多分そのうちこっちも安定板として公開され、それに伴い日本語化される(公式か有志の方かどっちかで)
とは思うので、そしたらもうちょっとハードルは低くなりますね。



以上。

PS5も普通に手に入るようになったけど、PS2ゲームも楽しいですよね。
関連記事
スポンサーサイト



Ad
カテゴリー

openclose

広告
最新記事
検索フォーム
プロフィール

ゴマメ

Author:ゴマメ
最近気づいたこと
Steamやブックオフなどで、安いと思って
数百円で買ったゲームほどやらないな。
今になってようやく。

広告
カウンタ
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR