夜明け前の

もはや徹夜でゲームをしなくなったな、っと。

グラボのファン修理

中古で買ったグラフィックカードのファンが回転不良だったので直してみた。

直すというかグリスアップですけど。


 「ZOTAC GeForce GTX 1070 Mini」の場合で、これや、前使ってたMSI RX470みたいに
比較的お求めやすい価格帯のグラボファンなら簡単にばらせると思うが、

しっかりしたファンだと抜け止めワッシャーが付いていることもあるので、
その場合は修理よりも交換を考えてみても。



zotac1070-10.jpg

ZOTAC GeForce GTX 1070 Miniは温度が低いときはファンが止まるセミファンレス仕様なのだが、

ZOTACのユーティリティーアプリ「FireStorm」でファンを30%程に
回転させるように設定すると、急に異音がしだしやがる。



ケースを開けて見てみるとこっちのファンの回転がおかしい。
zotac1070-1.jpg



 これはジャンク品をつかまされたかー


こういうことがあるのでアマゾンで中古のPCパーツを買うのは全くお勧めしません。

信用できる大手ショップから買いましょう。




 一応ファンだけが問題っぽく、返品するのも面倒なので修理してみることに。


当たり前の話ですが、保証があるなら返品をしたほうが良いです。

あくまで修理は自己責任ってことで。







グラボを取り外して、ファンを引っ張れば取れるはずと思ったんだけど、
なかなか取れず土台のプラスチックが歪んで壊れそうなので一度分解することにしました。


裏返し、ここのネジを外せばいいんだけど、
zotac1070-2.jpg

そういえばここには封印のためのシールが貼られているはずなんだがそれが無いってことは
これは一度分解されている可能性大だな。


こういうところをちゃんと商品画像でチェックしてなかったのも失敗だったなぁ。




ネジを4つはずし、グラボ本体からヒートシンクを取り外します。

へばりついてちょっと力がいるかもしれないがグイっと。


zotac1070-5.jpg

ファンのコネクタがついているのでこれを抜きます。


なお上記画像はGPUコアのグリスを清掃した後
グリスを塗って組み立て、その後写真を撮るために再分解したものです。


なので最初にあけたときはグリスがもっとベッタリとついていて
清掃が結構めんどくさかったです。


グリス除去は、綿棒に「KURE エレクトロニッククリーナー」を吹き付けたもので行った。

amazonだと760円ほど。





しかし、最初に開けたときのグリス状態やホコリの付き具合から一度開けたようには
思われないが実際どうなんだろう。





ここのネジ4つを外し、ヒートシンクからファンを外します。
zotac1070-6.jpg


外れました。
zotac1070-7.jpg

真ん中のファンコネクタを外し、表に返し
zotac1070-4.jpg

3つあるネジを外し、土台からファンを取り外します。


zotac1070-8.jpg

これでファン1個になりました。


ファン裏に張ってるシールに型番が書いてあると思うので、それを検索すれば
交換用のファンが見つかるかもしれません。

多分3000円ぐらいで手に入りそうなので見つかれば確保してもいいと思います。


ただ10年以上前のだと見つからないと思うし
そういう場合はアマゾンで「グラボ ファン」で検索して売ってるような汎用のものは使えるのかな?




とりあえず今回は交換ではなく修理なので、ファンの羽を外します。


ファンを横から見てこの隙間に指を突っ込んで、上下に押し広げるようにすれば外れました。
zotac1070-3.jpg


磁石で落ちないようになっており、少し力が要りますがグイっと。

羽が吹っ飛んで壊れないように、柔らかいタオルなどを敷いてその上に向かって。



ZOTAC GeForce GTX 1070 Miniのファンはこれで外れるのだが、ワッシャーで固定されて
抜けない形式のもあるかもしれないので、あまり無理はせずに、裏のシールをはがして
グリスアップする方法を試してみても。



 裏(羽じゃなくて本体側)のシールをはがしてワッシャーがあれば
そのワッシャーを取らなければ抜けないかもしれず、外すときにワッシャーを紛失することもあるので
やっぱ無理しないほうがいいです。


ちなみにAVアンプについてた↓のケースファン(山洋電気製)は抜け止めワッシャーが付いてました。
zotac1070-12.jpg


羽根の真ん中部分を押すとスコスコと上下するのはワッシャーが付いてないのかな?知らんけど。




外したのを見るとグリス感はなく、黒いホコリ汚れがこびりついている状態でした。

zotac1070-9.jpg




ファン軸と差し込み穴を、綿棒に「クレ エレクトロニッククリーナー」を吹き付けたもので清掃。



 ファン軸の方はプラスチックワッシャーを外してさらに分解できそうだったけど
そこまではせず上から清掃。



グリスは家にあった自転車用のデュラエースグリスを使用。


 ホームセンターで売っているスプレーグリスでも多分大丈夫と思うけど、
長持ちさせるならベアリンググリスとかの粘性の高いものがいいと思います。


ベアリンググリスも比較的大きなホームセンターだと置いてあるところもあります。
多分600円位で。

amazonだと200gで500円弱ぐらい。




なお、クレ556は不可です。



グリスはたっぷりみっしりかつ溢れない程度に。



 羽をはめ込み、少し回すと最初の時よりヌルヌルと回転すると思います。


もう一つのファンも回転は問題なかったけど、どうせ同じような状態だろうし、
同様にバラして清掃&グリスアップ。



 ヒートシンクのフィンや基板のホコリもブロワーで吹き飛ばして清掃。



で逆の手順で組み立てていき、GPUコアへのグリスはCPU用グリスを流用。




ファンの電源コネクタも忘れずに差し込みを確認。



 はじめのうちはまだ異音があるかもしれないが、ファン回転速度10%~20%ぐらいで
しばらく回しておくとグリスがなじんで音が小さくなると思う。





 最初、ファン音や挙動を見ると、ショップのジャンク品で見る
「ファン軸のブレ」を疑ったのだが、グリス切れが原因だったみたい。


しかし、そう考えるとマイニングにでも使われて酷使されていた可能性が高そうですねー。






以上。


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