Sound Blaster X-Fi Titanium Pro [SB-XFT-PA]
は7.1chサラウンドが出来るサウンドカードなのだが、
うちのAVアンプ
ONKYO [HTX-25HDX]は5.1chアンプ。
このSB-XFT-PAから
HTX-25HDXへ光デジタル接続し、それプラスPCスピーカーへアナログ2ch接続で
7.1マルチチャンネルサラウンドができたって話。
またニッチな話ですが。
映画においては5.1chでも7.1chでもあんま変わらない感じだが、
主体的に視点を動かせるゲームでは7.1chと5.1chでは結構違うので、出来る環境があるなら
7.1chの方が良いです。
やったことは
1-AVアンプ+サイド用にPCスピーカーの
接続2-7.1サラウンド出力のために
Dolby Digital Liveを使う設定3-Dolby Digital Liveは遅延があるので
Equalizer APOを使ってサイドスピーカーを遅延させるという順序。
接続サウンドカードとAVアンプとを光デジタル(SPDIF)でつなぎ、
アナログ端子のサラウンドサイドへアクティブスピーカー(アンプ付きスピーカー)を接続します。

Sound Blaster X-Fi Titanium Pro [SB-XFT-PA]では、
ブルー:入力
グリーン: フロント
グレー: サイドオレンジ: センター/ウーファー
ブラック: バック
Opticalグレー: SPDIF出力Opticalブラック: SPDIF入力
ちなみにアンプへHDMI接続したらいいじゃんと思うでしょうし、実際うちのアンプでも、
HDMI接続でDolby Digital Liveを使わなくても5.1サラウンドができるんですが、↓
http://meganemushi.blog.fc2.com/blog-entry-354.htmlこれだと+アナログ接続しての7.1chはできず、
また、スリープ復帰で画面が出なかったり、音が出なくなったりといまいち不安定で
使い勝手があんま良くないので、Dolby Digital Liveでのサラウンドにしました。
リンク
設定AVアンプへ光デジタル接続した方は
Dolby Digital Live機能でサラウンドになる。
詳しくは↓で
SB X-Fi Titanium Pro 光デジタル接続で5.1chサラウンドhttp://meganemushi.blog.fc2.com/blog-entry-352.html(なお、DTSは下に書いたように無効にされてしまうようなのでDDL一択。)
「Creativeオーディオコントロールパネル」で
Dolby Digital Liveを有効にし、
出力選択をSPDIFアウトにしたあと

システム>サウンドの出力を
スピーカーにチェックを入れ

下の方の「サウンドの詳細設定」
をクリックし、「スピーカー」の「構成」をクリック。
オーディオチャネル:
7.1サラウンドを選択

前後の5.1chがAVアンプで、サイドのSLとSRがアナログ接続のスピーカーになります。
スピーカーアイコンをクリックしてすべて音が出るか確認
音が出たら「次へ」をクリックしていき完了。
もし
音が出ない場合、AVアンプ側の設定でサラウンドスピーカーが有効になっているか、
Dolby Digitalが入力出来ている状態になっているか確認。

また、「Creativeオーディオコントロールパネル」の「スピーカー構成」が
5.1chや2chになっている場合もあるのでこちらも7.1スピーカーになっているのか確認。

EAXエフェクトやX-Fiなんちゃらのサウンドエフェクトもチェックを外して無効に。
サウンドカードドライバを再インストールすることで出る場合もあります。
Equalizer APOこれで7.1サラウンドで音が出るんですが、ひとつ
大きな問題があり、
Dolby Digital Liveは少し遅延があり、サイドスピーカーと音ズレが起こってしまいます。
ゲームでの効果音はそんなに気にならないかもしれませんが、
セリフは2重に聴こえてボワンボワンです。
どうしたもんかなと思ったが、イコライザーアプリの
「
Equalizer APO」を使ってサイドスピーカーの方を遅延させることでなんとか解決。
ちなみにEqualizer APOを使うと、
DTS Connectが無効になるみたい(うちの環境だけ?)なので
DTSサラウンドは使えません。
Equalizer APOのダウンロードは「窓の杜」からとか
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/equalizerapo/Windows 10までになっていますが11でも使えます。
インストール途中にこんな、有効になるデバイスを選べな画面が出るが、

これはStatusに
Default deviceとあるのにチェックを入れる。
起動しての最初はConfig.txtというセッティングファイルが読み込まれるので
まずは一番上のプリアンプをオンオフしてみて音量が変わるか確認。

なお電源マークが白くなっているのがオンで黒くなっているのがオフ。
新しいセッティングファイルを作ってもいいんだけど、このままConfigに足していってみる。
Graphic EQの下の+マークをクリックし、
Control>Channel(Select channels)をクリック。

追加された設定のChange...をクリック。
Select all channels のチェックを外し
SL (Side left)とSR (Side right)のチェックを入れてOK。

次にまた、その下の+をクリックし、
Basic filters>Delayをクリック。

DelayのTime値でサイドスピーカーを遅延させるわけだが、
うちの環境では
120.00msでちょうど良い感じでした。

つまり、Dolby Digital Liveは120msの遅延があるってことですねー。
海外の掲示板では100~150msの遅延があるって書いてあったのでやっぱこれくらいあるんですねー。
なお、Equalizer APOの設定は上から順に有効になるので、上記設定順は逆にしないように。
これでゲームのセリフを聞いてみると、会話中にカメラを動かしても音ズレは無く
バッチリつながって聴こえます。
もちろん、ちゃんと7.1サラウンドになっています。
ただ、5.1サラウンドまでのゲームだと、バックの音がサイドから出る場合もあるので
その場合はサウンド設定を7.1から5.1サラウンドに変更すればバックから出ます。
あと、Equalizer APOはWindowsの大型アップデート後、無効になっていることがあるので
再び有効にする。
それで音が出ない場合は再インストールしてみる。
しかしまぁあれですね、Sound Blaster X-Fi Titanium Pro [SB-XFT-PA]は
2008年発売という古いサウンドカードですが7.1chとDolby Digital Live、DTS Connectに対応していますが
最近の内蔵サウンドカードは、1万オーバーの
Sound BlasterX AE-5 [SBX-AE5P-BK]や、
Creative Sound Blaster Z SE [SB-ZSE]はDolby Digital LiveとDTS Connectに対応しているけど
5.1ch(バーチャルサラウンドで7.1ch)だし、
ミドルクラスの
ASUS Xonar AEとか
Sound Blaster Audigy Rx [SB-AGY-RX]は7.1ch対応だけどDolby Digital LiveとDTS Connectには未対応のよう。
探すと、USB接続の
Sound Blaster X3 [SB-X-3]だと7.1chとDolby Digital LiveアンドDTS Connectに対応しているぐらいで、
7.1ch&DDL&DTSC対応サウンドデバイスって少なく、特に
7.1サラウンド対応のほうが少なくなっている感じ。
そう考えるとSB-XFT-PAは希少なのかも。
以上。
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