ロジクールの安いアクティブスピーカー
「
Z120BW」を分解して改造してみました。
数年前に買ったときは、1300円ぐらいだったでしょうか?
値段の割にはいい音だったけど、あくまでも、値段の割には。
ちなみにZ120BWはもう販売終了しているようで、現在の安いPC用アクティブスピーカーの定番は
クリエイティブ・メディアのCreative Pebble「
SP-PBL-BK」
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が良いらしい。
これはパッシブラジエーターが付いているので、
この手の小型スピーカーの弱点である、低音を出すのに有利ですね。
なお、このCreative Pebbleスピーカー、
大出力タイプの「
SP-PBLV2-BK」があります。
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SP-PBLV2-BKは実勢価格3000円ほど。
1000円台では満足できないが、5000円は出したくないという層にとっては
なかなか絶妙な価格ですね。
閑話休題
分解 Z120BW前面の端、白と黒の境目からカッターなどを差し込み、接着を剥がしていきます。

カッターの他に、スクレーパーや、牡蠣の殻を剥がすような物を使うと
やりやすいと思います。
ただ、けっこうしっかりと接着されているので、剥がすときは怪我に注意。
また、右スピーカーにはアンプの基板が入っているので、傷つけないように。

ばらしてみると、結構ちゃんとしたスピーカーユニットが入っている。

以前同じような価格帯のスピーカーをばらしたときは、
もっとしょぼいスピーカーユニットだったので、
これが値段の割に評価が高かった理由なんですね。
スピーカボックス内のネジを外すと、後ろのケーブルを引っ掛ける
出っ張り部分が取り外せます。

しかし、これが無ければもう少しボックスのサイズが大きく出来たのに、
なんでこんなのつけたんでしょうか?
ともあれ、不要なので取り外します。
アンプ部分のボリュームスイッチは固いけど、
思いっきり引っ張れば取れます。

LEDの固められているのを剥がし、基板を取り出します。

ハンダ吸い取り線でハンダを剥がし、一旦ケーブルを外します。
各ケーブルがどう接続されているかは基板にプリントされているので
分からなくなることはないですが、一応写真撮っておくといいと思います。
改造コンデンサを10V 2200μFから10V 3300μFに変更。
外装をマットブラックスプレーで塗装。
左右のスピーカー間のケーブルが短いので、これを長いものに交換します。
ケーブルは普通のスピーカーケーブル。
アンプは外側に出すので、ボリュームとLEDの穴、
あと裏のネジ穴をホットボンドと、パテで埋めた後、黒に塗装。
アンプ部分は後ろのヘコミにはめ、ホットボンドで固定。

スピーカーボックス内に吸音材としてグラスウールを詰めます。
一旦ほぐしてから、みっちりと。

グラスウールが無ければ、100均のポリ綿でも。
接着前にマスキングテープなどで仮止めして
音が出るかはチェックを。
問題なければ接着。接着剤はセメダインのスーパーXを使用。
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完成
音質は、吸音材を詰めてもこもった感じはまったくなく、クリアなまま。
前は若干安っぽかった感があったのだが、それがなくなって
締まった音になり、ランクが2つ3つ上がった印象。
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また、スピーカーのエッジとダンパーには、シリコンKF96-50CSを塗りました。バンパーは再度分解することがないと思うので楊枝で柔らかくしました。フルボリュームで25HZを投入し、半日位エージングしました。
良い音がしています。