PCで2.1chアクティブスピーカーを、センター/サブウーファーとして使う場合の話でも。
または「Equalizer APO」の設定。
前回、
100均MDFボードでスピーカーを作って、中華アンプで鳴らしてみたってのを書き、高音から低音まできれいに出て満足していたのですが、
ゲームなどでは、やはりもう少し重低音がほしいな、とは感じるところ。
なので、サブウーファーを導入しようかと思ったが、この手のウーファーって
結構サイズが大きくて、ちょっとうちの狭い部屋には置けないかなぁ。
と思っていた今日このごろ。
そんな矢先、某ハードオフに行くと、
brillia ESP-009っていう2.1chスピーカーの
サブウーファー(+アンプ)部分だけが500円で売っており、
サイズ的にも、ちょっとお試しするにはいい感じと思い、購入。

このESP-009、ドン・キホーテとかで売ってたらしく(たしかに見たことあるような)、
ネットでの値段検索では8000円ぐらいしてますが、とてもそんな感じではありません。
せいぜい3000円てところな見た目。
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帰って、ESP-009の背面からロジクール Z120BWをサテライトに接続し、
マザーボードのセンター/サブウーファージャックへ3.5mmプラグで接続。
つまり、
Z120BWをセンター、ESP-009をサブウーファーとして
使えないかと接続したわけです。
スピーカチェックや、ゲームのサラウンドで鳴らしてみると、
たしかに低音は出る。
重低音というよりも中重低音ってな感じでしょうか。
しかし、
問題点がありその1:ゲームでは、センターの音はZ120BWの左スピーカー(とウーファー)
からしか出ない。
その2:なんかウーファーからも中音部が出ているので、
それが非常に邪魔。
センターパートのセリフも響くので、映画館的といえばそうなんだけど、
個人的にはもう少し抑えてほしいところです。
2.1chスピーカー接続方法変更 やっぱ2.1chスピーカーだと、2chと0.1ch合わせての音作りしているので、
分離した出力はできない模様。
なので以前作った、
センター/サブウーファージャックから
センター、サブウーファーを分離させるスプリッターを使って接続し、
センターとウーファーを分離するようにしました。

これは、センター/ウーファージャックのL-chからはセンター、
R-chからウーファーが出ているので、それを分離させるケーブル。
また、3.5mmプラグのレフトチャンネルから2本出して、
センター側ジャックのLRにつなぐことによって、センターをモノラル化し
左右両方から音が出るようにしています。
これで分離は出来ましたが、スピーカーチェックでは、やはり
ウーファーから中音部が出ている。
やっぱサブウーファーは重低音だけフォローして欲しいですよね。
Equalizer APO この中音部だけをカットできないものか、と探すと、
イコライザーソフトの「Equalizer APO」というので
サブウーファーだけローパスフィルター、つまり低音以外をカットできるそうなので、
やってみました。
K本的に無料ソフトからダウンロード。
https://www.gigafree.net/media/se/EqualizerAPO.htmlインストール方法と基本的な使い方もこちらで確認を。
なお、これを使うにはサウンドカードのドライバが「APO」というものに
対応していないといけないらしい。
APOは最近のサウンドデバイスでは、殆どが対応しているので問題ないかもしれないが
しかし、
そもそも「APO」って何? 検索してみると、
Audio Processing Objects(オーディオ処理オブジェクト)の略らしい。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/audio/audio-processing-object-architecture 説明を読んでみてもさっぱりと分からないが、
なにやら、イコライザや、サウンドエフェクトあたりの話のようです。
なので、サウンドのユーティリティで、
この手のエフェクトが使えるサウンドカードならば
問題無く使えるんじゃないですか。知らんけど(無責任)。
ローパスフィルター有効化 インストールしたら
「Configuration Editor」をクリック。

起動後、画面右上の
Channel configurationを5.1ないし7.1chにします。
初期画面ではConfig.txtが開かれていると思いますが、これは使わず☒で閉じ、
File-->Newをクリック。

「+」マークをクリックし、
Control--> Channel (Select Channels)をクリック。

Change...をクリック。

Select all channelsのチェックを外し、
LFE (Subwoofer)にチェックを入れます。

再び下の「+」マークをクリックし、
Parametric filters-->Low-pass filterをクリック。

初期値ではウーファーの100 Hzより上の音がカットされるはずなので、
サウンドユーティリティのスピーカーテストで確認してみます。
100 Hzだと結構中音部も含まれるので、70Hz以下ぐらいにするといいと思います。
も1つ。ゲインが少し高くなるので、
また「+」をクリックし、
Basic Filters -->Preamp(Preamplification)で、Gainを-6.00dBに
Copy機能 さて、これでサブウーファーの低音部分だけ出るようになったのですが、
ここで一つ問題が。
このEqualizer APOを導入すると、
サウンドドライバユーティリティのエフェクトやイコライザーが使用不可になり、
Realtekのスピーカーフィルも使えなくなってしまう。
動画見るときなど、ステレオ音源でセンターでも音を出すために
スピーカフィルは結構よく使っていたので、どうしたもんかなぁと思っていたが、
Equalizer APOにはコピー機能というものがあり、それを使えば
ほぼ同じ事ができました。
「+」で新規作成。
Basic Filters --> Copy (Copy between channels)をクリック。


このボタンの見方は、
上の緑ボタンのスピーカーチャンネルの成分を、下の赤ボタンのスピーカーでも出力させるということ。
緑色のボタンをクリックすると矢印が伸びるので、それでつなぎます。
ウチは最初、ステレオLRをセンターとウーファーにも出すようにしたかったので、
L→C、L→LFE、R→C、R→LFE としてみました。
なお、Copy項目を修正する場合は、左右にあるこのどちらかから

この設定した
「Copy channels」をローパスフィルターの上へと持っていきます。
こうしないと、コピー出力時にローパスフィルターが効かなくなります。

番号のところをドラッグすれば動かせます。
うちの順番だと、
1.Copy channels
2.Select channels (LFE)
3.Low-pass filter
4.Preamplification (LFEを-6dB)
となります。
音を出しながら色々入れ替えてみたりすると
有効になったり、ならなかったりが分かりますので試してみては。
コピー機能はオンオフもワンクリックでできるので、ほぼスピーカーフィルと同じ使い勝手。
作った設定ファイルはsaveで保存。
通常、インストールフォルダの
:\Program Files\EqualizerAPO\config
に保存されます。
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以上。
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