夜明け前の

もはや徹夜でゲームをしなくなったな、っと。

新桃太郎伝説 〈レビュー〉あいつの悪逆非道ぶりは見る価値ありだが・・・

先日、某ブックオフにてSFCの新桃太郎伝説を購入。
中古価格500円也。
他のところでは2000円以上はする事が多いのに、なぜかそこでは500円でした。
しかも箱説明書付きで。
DSCF5806.jpg


電池切れだからかな、と思ったがセーブデータは残っていたのでそう言うわけでもない。
(後ほど自分で電池交換)

良く分からないけど安く買えたんでよかったなと。


操作方法と感想

操作方法

ボタン操作
十字キー移動、コマンド選択
A決定、コマンドウィンドウ
Bキャンセル
START仲間情報のサブ画面
X,L,R話す
Y,L,R調べる


セーブ
セーブが出来るのは「神社」か「地蔵菩薩」で。
3か所にセーブ可能。

フィールド上で不自然に1マス開いている箇所は「地蔵菩薩」がいる所の場合が多い。
「はごろも」を使うと最後にセーブした所へワープするので、
うまく使えば進行やダンジョン攻略の手助けになる。


ゲームオーバー
桃太郎が倒されると、ほかの仲間が残っていてもゲームオーバー。
最後のセーブから再スタート。


道具
持てる個数は8個+装備品。
これが結構厳しいところ。
すぐに満杯になる。
せめてキビダンゴぐらいは別枠にしてほしかった。

仲間との道具の受け渡しは、一つ受け渡したら一度ウィンドウを閉じなければならない。

銀次は4本の武器を装備できるのだが、その順番の入れ替えをするのには
道具欄に空きがないとダメ


預かり所
後ほど預かり所の「といちや」が出てきてほっと一息つけるが、
道具を預けられる個数に限りがあり後半には一杯になる。

さらに預けた道具の受け取り時のスクロールがすごく遅くて時々プチフリーズする。


おとも
おなじみイヌ、サル、キジのお供たち。
餌を与えてステータスを上げると特技を覚えて命令できるのだが、それにはキビダンゴが必要。

戦闘中たまにおともも戦いに参加する。(参加する確率はステータス上げても変わりない模様)
また、桃太郎がおともにキビダンゴを上げると毎ターン戦闘参加する。


地図
いわゆるワールドマップは無いのだが、「月の鏡」と「勇気の鏡」はフィールド上で使用すると
世界地図が見られるのでそれで代用。

ちなみにこれがカセット同梱の地図
DSCF5811.jpg


おによけ
エンカウント率が高いので、道具の「かくれみの」と桃太郎の術「おによけ」
を積極的に使いたいところ。
ちなみに使用時に出なくなる敵は、1度戦った敵のみ。


スピード
セリフ、村の中の移動速度、ひえんの術の移動速度変更はコマンドウィンドウの特別で変更可能。




感想
古き良き伝統的なジャパンRPGの系譜に連なるゲーム。
いわゆるドラクエ的な。

(ドラクエ5,6あたり+天外魔境Ⅱ)÷3なかんじ。

しかしモッサリ モサモサ。エンカウント率高し。終始苦行。


一つ他のゲームと違うと思うのは、このゲーム、実は悪役が主人公。
徹頭徹尾物語の中心にいるのはカルラ。

桃太郎以下の仲間たちはすべてカルラの引き立て役といって過言ではない。

雑魚敵も攻撃方法とかがバリエーション豊富で印象的なのが多い。
堅くて痛いやつが多いけど。

一方の主人公側
その代わりにこちらの物語は薄め。

キャラはおとぎ話の登場人物なので良く知っているのだが、
前作をやっていないとどういう関係性で何があったのかが良く分からないと思う。
進めるうえでの問題にはならないけど。


ボス戦ではこらしめると改心して仲間になったりするのだが、
その展開が少々唐突で甘ったるさがある。
というか桃太郎が喋らないんでどういうやり取りで改心したのか不明。


あと
鬼と人との元々の関係性というか距離感がいまいち掴めない。
鬼の位置づけというか。

改心した鬼と話すと、人間と同じようなしゃべり方でいわゆる鬼っぽさが無い。
風神雷神ぐらいか?鬼らしいのは。

イメージ的には
日本人と外国人?
人間とエルフやドワーフ?
在家と修行僧?
的な扱い?


改心した鬼たちが甘言を弄されてカルラに騙されていただけなんだと言う様は
第2次大戦中の某国を思い起こさせる。


というかすべての元凶はあのポンコツ上司だと思うんだが。
エンディングでさわやかに説教してくれてんの?


システム的にもヒントが少なめで、
どこにあるのよそれ?や、どこ行きゃいいのよ?な場面もしばしば
いまなら攻略サイトが簡単に見れるけど、リアルタイムでやってたらどうだろう?
途中で挫折してたかも。
まぁ少なくとも攻略本は買っていたでしょうね。

あとバグ多すぎ。


引っかかりのあるゲーム(物語)の方が印象に残りやすいものなので
そういう意味では良作といえなくはないでしょうが、うーん。


カルラの悪逆非道、傍若無人な悪役っぷりは一見の価値ありなのだが、
苦行に耐えてまでやる価値があるかは微妙。

助演男優賞ものだけどそれ以外は・・な映画的。


これやる時間があるのなら同じようなシステムのPCエンジン版『天外魔境Ⅱ』を
PCでエミュ使ってでも)プレイしてた方が幸せになるとは思いますが。
天外魔境Ⅱのほうが中古価格も安いし。



以上。
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最近気づいたこと
Steamやブックオフなどで、安いと思って
数百円で買ったゲームほどやらないな。
今になってようやく。

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