ファミコンカセットの開け方&電池交換 その2
電池交換前回、カセットを開けて取り出した基盤の電池をまず外します。
交換用電池にタブ付き電池を使うのなら、端子ごと半田ごてで外せばいいのですが
今回は通常の電池を使用するので、端子は残して電池だけを外します。
注意電池交換をすると現在残っているセーブデータは消えます。
ただ、手早く作業を行えばデータが残ったまま交換できる可能性もありますが、
基本的には消えるものと思ってください。
用いるのは刃が鋭角で片面が平らな
ニッパー。

ホームセンターではホビーニッパーとかの名前で売っています。
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このニッパーを電池と端子の間にこじ入れ、

溶接部分をパチンパチンとカットします。
マイナス側も同様に。
ニッパーが無い場合は、細いマイナスドライバーをこじ入れ、
テコの原理で引っぺがすことも出来ますが、ニッパーを用いた方が簡単で安全です。
端子を
ラジオペンチで整形し、
マイナス側端子の下に、ダイソーで売っている
『
EVAスポンジシート1.5mm』をカットしたものを土台として敷きます。

スポンジシートが無い場合は、
ホットボンドで土台を作りますがこの際、
端子と電池の密着部分にホットボンドが付かないように。
交換用電池は
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100円ショップでも1パック2個入りで売っています。
マイナス端子横の基板上に、ホットボンドを2か所絞り出し、

すぐさま電池を乗せ、
電池と端子がしっかり密着するように固まるまで数秒押さえます。
プラス端子もしっかり電池と密着させ、ホットボンドで接着させるのですが、
その際、固まる前に指などで押さえて高さを抑えてやります。(火傷注意)

電池が外れるとセーブデータが消えてしまうので、接着はしっかりと。
テスターで確認しておくといいです。
補強のため、ツメの裏側にもホットボンドをつけておくといいかも。

基盤をカセットに戻すときは、基盤の表裏は正しい向きじゃないとはまらないはずです。
ツメをはめるのは、結構強い力でないとバチッとはまらないので
両手でパーンと叩くようにするとはめやすいかも。
ホットボンドの溶ける温度は80~90℃です。
通常の環境ではそこまで気温が上がることはないと思いますが、気になるという人は
端子付き電池に交換した方がいいです。
SFC用とありますが、ファミコンカセットでも使えます。
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セーブのできるファミコンソフトの電池は、もうとっくに切れているかと思いきや
意外に残っていたりもします。
個人的な感覚としては、あまり遊んでないゲームはデータが残っていて、
よく遊んだゲームほどセーブデータが消えていると感じました。
セーブデータが残っていたゲームでも、電池交換をして外した電池を計測してみると
残量はほとんど残っていないので、やはり交換しておくのが無難です。
以上。
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